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アーユルヴェーダ 食事


アーユルヴェーダは日常生活における実践的な生活医学であり、健康を維持する上で食事に関して2つに点を重視しています。
一つは消化と代謝=Aもう一つは食物の味のバランス≠ナす。人の身体は7つのダートゥ(組織)、すなわち1.ラサ(血漿) 2.ラクタ(血液) 3.マーンサ(筋肉) 4.メーダ(脂肪) 5.アスティ(骨) 6.マッジャー(骨髄) 7.シュックラ(生殖組織)で形成されており、食物はこの順番で代謝され、最終的にオージャス(精気)が得られると考えています。アグニ(消化する力)が充分でないと、この代謝に支障をきたし健康的な身体を構成することが出来ず、免疫力も低下してしまいます。また、この過程で生成されるアーマ(未消化物)は病気の源になる、と考えられています。
次に食物の味≠ノついてですが、アーユルヴェーダでは1.マドゥラ(甘味:小麦、米、砂糖など)2アムラ(酸味:レモン、ヨーグルトなど)3.ラヴァナ(塩味:海水塩、岩塩など)4.カトゥ(辛味:唐辛子、生姜、玉ねぎ、ニンニクなど)5.ティクタ(苦味:ニガウリ、ターメリックなど)6.カサヤ(渋味:バター、未熟なバナナなど)の6味があると考えています。この6味に偏りがない食事を摂ることが大切であり、もしドーシャ(身体エネルギー)のバランスを崩しているのであれば、ヴァータ(気)、ピッタ(胆汁)、カパ(粘液)それぞれの増減に作用する味の食物を加減することでバランスを回復させることを説いています。



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