アーユルヴェーダ オイル
オイルマッサージは、変形性関節症になっている人がアーユルヴェーダ医のところへなぜ行くのかに関して、
この特有の方法がとても有効な全身療法であるからだというひとつの答えを用意します。
どんな意味があるかというと、まず不純物、老廃物を体の外に出してくれます。
そして、筋肉や関節を浄化し、血液循環の改善と代謝の促進に役立ち、そもそも老化防止にいいのがオイルマッサージなのです。
使う油は、セサミ(ごま油)が、ヴァータ、ピッタ、カパのどの体質の人にも合うので、これがいいでしょう。
できれば、添加物のないものが望ましいです。
料理用に使う、色がついて香りのする焙煎ごま油ではなく、色も香りもない、生のごまを加熱しないでしぼり、
それを脱色、脱臭処理した、ごまサラダ油(生搾りごまサラダ油)といわれるものなら最適。
アーユルヴェーダ オイル
やり方ですが、温めたごま油をまず膝に塗りながら、手でマッサージ。
温めるのは、浸透をよくするためです。
できれば、100℃から160℃くらいまで熱してから、手に取りやすい温度までごま油を冷ますと、より浸透性が高まります。
ひざだけでなく、足の裏から足首、足の甲、すねや太ももと各部にオイルマッサージを施してゆき、片方が終ったら、
もう片方の足に同じことをし、両足のマッサージを終え、だいたい五分くらいずつ、合計で十分くらいで足ります。
ただし、痛い部位が腫れていたりしたら、逆効果になるので、オイルマッサージは控え、その後に、しばらく洗い流さずにおいてください。十五分から三十分が目安。
それからつぎに温かいハーブのスチームバスにはいります。なければ、ふつうにお風呂にはいってもいいです。
目的は発汗療法といい、オイルマッサージで体表に浮きあがってきた毒素を、汗腺を通じて完全に体外に排出することです。
汗が出てきたら、温めるのをやめます。石鹸やボディシャンプーで洗い流すのではなく、皮膚表面の油をタオルで拭き取るか、
豆の粉や米ぬかで体を洗うとか、軽く洗い流すだけにしておきます。
これを毎日、行うとより効果的です。 |
