アーユルヴェーダ 目
テレビやパソコン、ゲームによる目の酷使やエアコンやストレスからくる目へのダメージが問題視されるようになって久しく、目の疲れや視力低下に悩む人は少なくありません。
アーユルヴェーダでは健康を「3つのドーシャ(身体エネルギー)と7つのダートゥ(身体の組織)のバランスが保たれ、アグニ(消化の力)が充実し、排泄機能や感覚器官も正常に機能し、心と魂が幸福な状態にあること」だと定義しており、こうした目のトラブルに対するアプローチも用意されています。
直接的な治療法としてネトラタルパナがその代表で、これは眼の周囲にギー(オイル)を数回注ぎ眼球を上下左右に動かすことで老廃物を洗い流し、眼精疲労、ドライアイ、アレルギー改善の効能を期待するものです。
また、目の周囲のハリを取り戻すアンチエイジング効果もあるとされ、目のエステ≠ニして注目を集めています。ただし、ネトラタルパナは日本国内では医療行為とみなされるため一般的なトリートメントサロンでは施術できないため注意が必要です。この他、アーユルヴェーダセラピーとして多くの方が思い描くシロダーラも神経系に作用し、心の緊張や不安を和らげるだけでなく、眼精疲労を軽減する効用があります。
ちなみにネトラタルパナで用いられるギーとはバターから水分とタンパク質を取り除いたオイルのことで、アーユルヴェーダではゴマ油とともによく使われています。
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