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アーユルヴェーダで治す「変形性関節症」


原因と症状
変形性関節症や骨粗しょう症は、三つのドーシャの中でも、ヴァータの乱れから起こる病気といえます。
このヴァータは風の要素をもつ、運動をつかさどる生命エネルギーです。これが異常をきたすと、風が強いと乾燥が進んでしまうように、体がぼろぼろになってしまうという現象が現れてきます。
この病気では、ひざが痛くなるというのが最大の特徴です。
人によって腰が痛いとか、足首が痛いというようなケースもあります。
関節か骨に痛みを感じます。座っているときよりも、同じ姿勢を長いあいだとっていて、動こうとしたとき痛みを感じるのです。
しかし、それは初期の症状で、そのうち進行すると、痛みを感じる時間も長くなってきて、痛み自体も強まります。ときには関節がはれます。とくに体重の重い人には辛いことです。

食事による対策
●未消化物を減らすこと
●消化力を高めること。ショウガの粉末をお白湯にいれたものをたくさん飲むこと。
●コショウ、シナモン、長コショウなどの辛いスパイスをとることでも、消化力を高めることができる。
●バランスのとれた、三大栄養素のはいった食事をとること。
●ヒマシ油、ターメリックなどはいい。

オイルマッサージ
オイルマッサージは、変形性関節症になっている人がアーユルヴェーダ医のところへなぜ行くのかに関して、このアーユルヴェーダ特有の方法がとても有効な全身療法であるからだというひとつの答えを用意します。 どんな意味があるかというと、まず不純物、老廃物を体の外に出してくれます。そして、筋肉や関節を浄化し、血液循環の改善と代謝の促進に役立ちます。そもそも老化防止にいいのがオイルマッサージなのです。 使う油は、セサミ(ごま油)が、ヴァータ、ピッタ、カパのどの体質の人にも合うので、これがいいでしょう。できれば、添加物のないものが望ましいです。料理用に使う、色がついて香りのする焙煎ごま油ではなく、色も香りもない、生のごまを加熱しないでしぼり、それを脱色、脱臭処理した、ごまサラダ油(生搾りごまサラダ油)といわれるものなら最適です。 やり方ですが、温めたごま油をまず膝に塗りながら、手でマッサージします。温めるのは、浸透をよくするためです。できれば、100℃から160℃くらいまで熱してから、手に取りやすい温度までごま油を冷ますと、より浸透性が高まります。 ひざだけでなく、足の裏から足首、足の甲、すねや太ももと各部にオイルマッサージを施してゆき、片方が終ったら、もう片方の足に同じことをし、両足のマッサージを終えます。 だいたい五分くらいずつ、合計で十分くらいで足ります。ただし、痛い部位が腫れていたりしたら、逆効果になるので、オイルマッサージは控えます。 その後に、しばらく洗い流さずにおいてください。十五分から三十分が目安です。それからつぎに温かいハーブのスチームバスにはいります。なければ、ふつうにお風呂にはいってもいいです。目的は発汗療法といい、オイルマッサージで体表に浮きあがってきた毒素を、汗腺を通じて完全に体外に排出することです。汗が出てきたら、温めるのをやめます。 石鹸やボディシャンプーで洗い流すのではなく、皮膚表面の油をタオルで拭き取るか、豆の粉や米ぬかで体を洗うとか、軽く洗い流すだけにしておきます。 これを毎日、行うとより効果的です。


アーユルヴェーダで治す「変形性関節症」


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